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【World Topics】ロボット技術で放射線不要の乳がん検診

公開日時 2015/03/16 03:50

ロボティックス技術を応用した、専門医の触診にかわる(むしろ専門医以上に正確な)乳がん検診用機器が開発された。(医療ジャーナリスト 西村由美子)


ひとの指先の感触をロボットに応用する際に用いる圧力センシング解析技術(pressure profiling) を応用し、乳房に押し当てて乳病内の「しこり」を発見し、その「しこり」の位置、サイズ、形状、固さなどを測定する小型センサーと、センサーが見いだした「しこり」の位置、サイズ、形状、固さを3Dでモニター上に表示できるアプリケーションを装備した検診用デバイスが”SureTouch” である。


http://www.suretouch.us


小型のセンサーが感知した情報は無線でデータベースに送られ、パソコン、モバイルなどのモニター上に表される。マンモグラフィーと違って痛みなく検査でき、脇の下のリンパ等マンモグラフィーでは撮影できない部位も「触診」できる。取得したデータの表示はリアルタイムなので、患者は 画面を見ながら検査を受け、説明を聞き、質問することができ、その場で結果を知ることができ、画像は自分のモバイルに送ることができる。マンモグラフィーのように放射線を浴びる必要もなく、またマンモグラフィーに比してコストも圧倒的に安いので、気になる「しこり」があった場合に再検査を受けるのも手軽である。


米国NIHの補助金により実施したベンチャーが開発。すでにFDAの認可も取得済で、商品化の準備が整ったところだ。



発明者のDr. Jae Sonはハーバード大学PhDで、 pressure profiling技術の第一人者である。世界的に知られる気鋭のロボット研究者は日本の大学や大手企業との共同事業も多い。


https://www.youtube.com/watch?v=BKwLrOli8Bc

 

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