中外製薬・奥田社長CEO 「Chugai Partnering US office」米西海岸に開設 学者・ベンチャーと協働へ
公開日時 2025/12/12 04:51

中外製薬の奥田修代表取締役社長CEOは12月11日のメディアとの役員懇談会で、米国サウスサンフランシスコに「Chugai Partnering US office」を26年1月に開設すると明らかにした。米西海岸に開設するオフォスの近隣にはスタンフォード大やシリコンバレーなどがあり、協業を模索するには地の利が良い。奥田社長は、「現地ネットワークを強化し、中外製薬の創薬技術と相乗効果のある外部技術や標的特定技術の探索に重点的に取り組む」と強調した。
中外製薬は東京本社を中心に、24年1月に米国ボストンに開設した「中外ベンチャー・ファンド」(CVF)や、英国ロンドンの「中外ファーマ・ヨーロッパ」(CPE)、シンガポールの「中外ファーマボディ・リサーチ」(CPR)があり、いずれも現地企業や研究機関との提携活動を推進してきた。26年1月から米西海岸でUSオフィスが稼働することで、グローバルでのパートナーシップネットワーク体制がより強化され、オープンイノベーションが加速するとの期待が高まっている。
奥田社長CEOは、米国ボストンのCVFで、すでに848件の投資機会を評価し、7件の戦略的取引を完了させたと説明。米国においては、「外部ベンチャー企業や先進的な技術への投資活動とあわせて、さらなるイノベーションの創発を目指したい」と意欲を示した。