ガーダント がん遺伝子パネル検査 イムルネストラントトシル酸塩に係る適応判定補助で一変承認取得
公開日時 2025/12/24 04:48
ガーダントヘルスジャパンは12月23日、血液検体を用いたリキッドバイオプシー検査「Guardant360 CDx がん遺伝子パネル」について、内分泌療法後に増悪したホルモン受容体陽性かつHER2陰性の乳がんに対するイムルネストラントトシル酸塩のコンパニオン診断として、一変承認を取得したと発表した。承認取得日は10月23日付。承認によりGuardant360 CDxは、イムルネストラントトシル酸塩の適応判定の補助を目的として、リキッドバイオプシー検査によりESR1遺伝子変異を検出する国内初のコンパニオン診断となった。
Guardant360 CDxは、2022年3月に承認された進行固形がん患者を対象とする包括的がん遺伝子パネル検査。がんに関連する遺伝子を一度に調べると同時に、国内で承認された複数のがん治療薬に対するコンパニオン診断機能を併せ持つ。組織検査の確保が困難な場合でも、がん患者から採血した全血検体を用いて包括的なゲノム情報を提供するため、医師が患者に最適な個別化医療を届けるために必要な情報を適切に得ることができるよう支援する。
保険診療による検査は、厚労省が指定するがんゲノム中核拠点病院、がんゲノム医療拠点病院、がんゲノム医療連携病院で実施できる。
日本イーライリリーが12月22日付で承認を取得したイムルネストラントトシル酸塩は、経口投与の選択的エストロゲン受容体分解薬(SERD)。SERDの注射剤には、フェソロデックス筋注があるが、経口SERDは国内初となる。国内製品名はイムルリオ錠200mg。