塩野義 経口血小板減少症治療薬ムルプレタ錠を発売
公開日時 2015/12/02 03:52
塩野義製薬は12月1日、経口血小板減少症治療薬ムルプレタ錠3mg(一般名:ルストロンボパグ)を発売したと発表した。効能・効果は、「待機的な観血的手技を予定している慢性肝疾患患者における血小板減少症の改善」で、様々な要因によって末梢血中の血小板数の減少が生じる慢性肝疾患患者に対し、予定されている血小板輸血時における副作用や細菌・ウイルス感染などのリスクを回避できる代替療法として位置付けられる。
同剤は経口の低分子のトロンボポエチン受容体作動薬。同受容体に作用することで、造血幹細胞・巨核球系前駆細胞から血小板を産生する巨核球への増殖・分化を促進し、その結果として血小板数を増加させる作用を持つ。1日1回3mgを7日間投与する。薬価は3mg1錠1万6107.60円(1日薬価:1万6107.60円)。