新規睡眠薬ベルソムラ 処方の4割近くが一般内科
公開日時 2016/02/29 00:00
半分が他剤からの切替ロゼレム、レンドルミンGE、マイスリー、ルネスタから既にかつてのベンゾジアゼピン系(BZD)薬から非BZD薬に主流が移行している睡眠薬領域では、ここ数年新薬の登場が相次いでいる。2010年には催眠作用や睡眠リズムを調節する機能を有するメラトニンの受容体に選択的に結合するロゼレム(一般名・ラルメテオン、以下同)、14年には覚醒に関与する脳内神経伝達物質オレキシンの受容体に拮抗するベルソムラ(同スボレキサント)が上市。さらに非BZD薬のGABA-A受容体作動薬では89年に発売されたアモバン(同ゾピクロン)の光学異性体(S体)のルネスタ(同エスゾピクロン)が12年4月に発売されている。今回は睡眠薬の市場地図の今を検証してみる。調剤レセプトから実際の処方動向を把握・分析する医療情...