【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

15年世界のブロックバスター 経口C肝薬ハーボニー 一気に売上100億ドル超え ミクス調べ

公開日時 2016/05/09 03:52

ミクス編集部が、製薬各社が発表した2015年業績から世界売上10億ドル以上のブロックバスター製品をまとめたところ、売上100億ドル以上に2製品がランクインし、このうちの1剤が経口C型肝炎治療薬ハーボニー(ギリアド・サイエンシズ)だった。ハーボニーの15年売上は138億6400万ドル。世界で初登場したのは14年10月だったことから驚異的な立ち上がりを見せたことになる。


以下の関連ファイルから、15年の世界のブロックバスター製品の一覧表をダウンロードできます(プレミア会員限定)。ミクス5月号にも掲載しています。

 


ハーボニーはジェノタイプ1型のC型肝炎に用いる。ウイルス学的著効(SVR)率が90%以上の革新的新薬。ちなみに日本の臨床試験ではSVR率は100%である。14年売上は実質2か月余りで約20億ドルだったことから、15年だけで前年比110億ドル以上の増収となる。

■売上ランクトップは抗リウマチ薬ヒュミラ 4年連続

売上ランキングをみてみると、第1位は抗リウマチ薬ヒュミラ(アッヴィ)で売上140億1200万ドル。4年連続の首位。15年も前年比12%増と2ケタ成長を達成し、金額ベースでは約14億ドルの増収となる。第2位はハーボニーで、この両剤が100億ドル超の製品となる。

ちなみに、前年の第2位は経口C型肝炎治療薬ソバルディだった。14年は売上102億8300万ドルだが、15年は52億7600万ドルと半減した。15年の売上ランクは13位に後退した。ソバルディは13年12月に発売されたジェノタイプ2型のC型肝炎に用いる薬剤で、ハーボニーと同様、SVR率90%以上と有効性の高さが特徴だが、発売2年目にして大幅減収となった。ハーボニーもソバルディと同様の売上推移をたどるとみられるが、どこまで売上を伸ばすか注目される。

■製品数トップはヤンセン

ブロックバスター製品数を企業別に集計すると、トップはヤンセンの10製品で、製品名と売上は▽抗リウマチ薬レミケード(売上65億6100万ドル)▽乾癬治療薬ステラーラ(24億7400万ドル)▽前立腺がん治療薬ザイティガ(22億3100万ドル)▽抗凝固薬ザレルト(18億6800万ドル)▽統合失調症治療薬インヴェガ・サステナ/ゼプリオン(18億3000万ドル)▽抗HIV薬プリジスタ(18億1000万ドル)▽多発性骨髄腫治療薬ベルケイド(13億3300万ドル)▽抗リウマチ薬シンポニ/シンポニ アリア(13億2800万ドル)▽糖尿病治療薬(SGLT2阻害薬)インヴォカナ(13億800万ドル)▽貧血治療薬プロクリート/エピレクス(10億6800万ドル)――となる。次いでメルク9製品、ロシュ、ブリストル、ノバルティスが各8製品だった。

■日本企業製品の売上トップはエビリファイ

日本企業のブロックバスター製品は計7製品。最多がアステラスの3製品で、前立腺がん治療薬イクスタンジ(19億900万ドル)、免疫抑制薬プログラフ(16億8900万ドル)、過活動膀胱治療薬ベシケア(11億2300万ドル)となる。次いで武田薬品の2製品で、多発性骨髄腫治療薬ベルケイド(13億6100万ドル)、乳がんなどに用いるホルモン製剤リュープリン(10億3400万ドル)。そして大塚製薬の統合失調症治療薬エビリファイ(28億7100万ドル)と第一三共の降圧剤オルメテック(24億9700万ドル)がランクインした。

日本企業製品の売上トップはこれまでと変わらずエビリファイだが、15年4月に米国で特許切れを迎え、前年比47%減だった。

なお、ブロックバスター製品の集計にあたり、武田薬品、アステラス、第一三共の3月期決算企業についても四半期決算を用いて15年1~ 12月売上を算出した。
 

プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
ボタン追加
【MixOnline】キーワードバナー
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(3)

1 2 3 4 5
悪い   良い
プリント用ロゴ
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー