サノフィ 抗アレルギー薬アレグラドライシロップが供給困難 他剤使用呼びかけ
公開日時 2016/11/18 03:50
サノフィは、抗アレルギー薬アレグラドライシロップ5%について、需要量が販売予測を超え、供給能力を上回り「安定供給が困難な状況」にあることを明らかにした。今後のさらなる需要の高まりには「欠品が避けられない」という。投与中の患者含め他剤の使用を呼びかけている。
同剤は2015年1月に発売され、6カ月以上7歳未満の小児の用法・用量を設定したのが特徴のひとつ。今後は、国内外の製造委託先で増産を検討する。同社によると、増産には工程について法的な適合性の確認が必要になるとみられることから、安定供給の再開時期は「現時点は2017年後半を見込んでいる」としている。
同社は、医療従事者向けサイトに11月14日付で「『アレグラドライシロップ5%』の供給に関するお詫びとお願い」の文書を掲載した。これまでも出荷量の増加に合わせ増産を図ってきた。今回、需要量が販売予測を超えた理由は明らかにしていない。