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アステラス ガスターなど長期品16製品の製造販売承認を譲渡へ 長期品専門のLTLファーマに

公開日時 2017/03/29 03:51
アステラス製薬は3月28日、H2ブロッカーのガスターなど長期収載品16製品の製造販売承認を長期収載品専門のLTLファーマ(東京都港区、代表取締役:水川二郎氏)に201億円で譲渡すると発表した。同社はこれまでも長期収載品の移管しているが、今回もその一環で、新薬事業に注力するのが狙い。LTLは2016年8月に設立された会社で、今回の譲受を手始めに事業を開始し、今後取り扱い製品の拡大を目指す。

アステラスが譲渡する16製品の売上合計は290億円(2015年度、仕切価ベース)。製造販売承認の移管は17年4月29日から順次行い、20年4月までに終える予定。製品ごとの移管時期は現在明かしておらず、今後報告するとしている。譲渡後は、情報収集・提供活動はLTLが行う。LTLとしては、アステラスからの譲渡製品が最初の取り扱い製品となる。

設立間もないLTLに譲渡した理由を同社は、長期収載品に特化していることを挙げている。LTLは、「品質、有効性、安全性に関わる蓄積されたデータを引き継ぎ、オリジナル製剤の信頼性を維持した製品の安定供給に努める」とし、製品に関する情報収集・提供活動はCSOの活用を検討している。製造を含めアウトソーシングが基本戦略になるとみられる。

LTLは、投資ファンドのユニゾン・キャピタル4号投資事業有限責任組合とUnison Capital Partners IV(F), L.P.が2016年4月に設立した持ち株会社である日本長期収載品機構株式会社(東京都千代田区、代表取締役:片柳淳子氏)の子会社として16年8月に設立された。
 
設立の狙いは、ユニゾン・キャピタルによると、長期収載品については日本市場では一定のシェアとブランド力、臨床ニーズがあり「後発医薬品と並んで今後の医療経済において果たすべき役割も引き続き大きなものがある」と説明。新薬メーカーが新薬事業に注力する一方で長期収載品を譲渡する動きが加速していることから「今後も長期収載品機構を通じて製薬各社と積極的な製品承継の協議をすすめ、LTLファーマの取扱製品の拡大を目指す」としている。
 
譲渡製品は以下の通り。これら製品を譲渡した理由については開示していない。なお、この中で現在アステラス製薬子会社が海外で販売する製品については LTLから製品供給を受け、アステラス製薬子会社が販売を継続する。
▽ガスター注射液、同錠、同D錠、同散(H2受容体拮抗剤)
▽ナゼア注射液、同OD錠(5HT3受容体拮抗型制吐剤)
▽セファメジンα筋注用、同注射用、同点滴用キット(合成セファロスポリン製剤)
▽セフゾンカプセル、同細粒小児用(経口用セフェム系製剤)
▽ジョサマイシン錠(マクロライド系抗生物質製剤)
▽ジョサマイシロップ、同ドライシロップ(マクロライド系抗生物質製剤)
▽サワシリン錠、同カプセル、同細粒(合成ペニシリン製剤)
▽ヒポカカプセル(持効性カルシウム拮抗剤)
▽ローガン錠(血行動態改善型降圧剤)
▽ニバジール錠(高血圧治療剤)
▽ペルジピン錠、同LAカプセル、同散、同注射液(カルシウム拮抗性降圧剤)
▽エミレース錠(抗精神病剤)
▽ロドピン錠、同細粒(統合失調症治療剤)
▽ソランタール錠(鎮痛・抗炎症剤)
▽ノイロビタン配合錠(混合ビタミン剤)
▽スポンゼル(止血用ゼラチンスポンジ)
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