有限会社オフィス・ミヤジン医薬コンサルティング部門医療法人社団明洋会柴垣医院自由が丘院長宮本研今月のポイント▼ビジネス週刊誌で特集される医師の収入は全体的に高額だが、正規とアルバイトの比率にも注目すべきだ。▼医師への経済的な支援を行う際、今後も企業が関わるリスクが増大しており、論文不祥事はその一例である。▼副収入を通じて医師の個人スポンサーとなってきた製薬業界は、国民目線の透明性を保つために、潔く手を引くべき時期である。高給取りと言われつつ年に数回、有名なビジネス週刊誌に医師の収入実態をつまびらかにする特集が掲載される。小説やドラマ、映画の主な題材となり、約32万人が従事する医師という職業は、国家資格として述べるには複雑かつ多面的な実情を伴う。腎臓内科医の私も、他の外科系を専攻していたならば...