第一三共 がん疼痛薬ナルベイン注を発売
公開日時 2018/05/17 03:50
第一三共は5月16日、がん疼痛治療薬ナルベイン注2mgと20mg(一般名:ヒドロモルフォン塩酸塩)を発売したと発表した。ヒドロモルフォン塩酸塩製剤は、あへん系麻薬性鎮痛剤であり、WHOのがん疼痛治療ガイドラインなどで、疼痛管理の標準薬に位置付けられている。現在販売している徐放性製剤ナルサス錠と即放性製剤ナルラピド錠に加え、今回発売する注射剤を揃えることで、医療現場のニーズに合った使い分けを可能にする。
効能・効果は「中等度から高度の疼痛を伴う各種がんにおける鎮痛」。薬価は2mg1mL1管725円、20mg2mL1管 6340円。同剤は「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で開発の必要性が指摘され、開発企業の募集が行われ、同社が開発を引き受けた。