ノボ 糖尿病患者の治療継続支援アプリの普及支援
公開日時 2018/12/18 03:50
ノボ ノルディスク ファーマは12月17日、患者向けアプリなどを開発するH2社とパートナーシップ契約を締結し、H2社の糖尿病患者向けの治療継続支援アプリと、アプリの情報を医療従事者が共用できるシステムの普及を支援していくと発表した。課題となっている治療の中断を減らすことを期待する。
患者向けの「シンクヘルス アプリ」は、患者の血圧や体重、血糖値、食事などのデータを入力できるもので、蓄積されたデータに基づいてAIが内容を分析し、食事や運動、血糖値などについて助言する機能を持つ。一方、医療従事者向けのシステム「シンクヘルス プラットフォーム」は、患者同意のもとで、患者の蓄積したデータを確認でき、受診タイミングを知らせる機能も持つ。
ノボは、将来的には、インスリンの自己注射投与データが自動的に記録されるコネクティッドペンである新規デバイスとのデータ連携をする予定としている。
H2は、慢性疾患の患者などを対象にした健康アプリや、医療従事者や健保組合向けのプラットフォームの開発・運用・販売を行う。台湾で主な事業活動を行っており、ノボが契約したのはH2の日本法人。