メドピアは4月10日、オンライン診療ツール「first call for オンライン診療」の提供を５月中旬にも開始すると発表した。これまで提供していた「first call」は、医師による健康相談サービスだったが、スマートフォンなどの情報通信機器を通じ、患者の診察や診断を行うオンライン診療に対応するツールとなる。患者がチャット形式で薬剤師に服薬相談ができる同社のサービス「kakari」との連携も視野にいれており、オンライン服薬指導まで含めた一気通貫のサービス展開を目指す。

ツールでは、オンライン診療で必要となるテレビ電話面談機能や医師向けの診療メモ機能、チャット機能を提供する。「シンプルで使いやすい機能となっているのが特徴」（同社広報部）という。オンライン診療に関する最新情報や導入における疑問を解決するための説明を公開するほか、20年12月末まで無料提供することで、導入への不安を解消してもらいたい考え。同社では、サービスリリースに先立ち10日、ツールに関する特設サイトも開設した。