サノフィ 国内初のヒューマログBS 6月29日発売へ
公開日時 2020/06/25 04:50
サノフィは、国内初の超速効型インスリンアナログ製剤・ヒューマログ(一般名:インスリン リスプロ(遺伝子組換え))のバイオ後続品(BS)を6月29日に発売する予定だ。先発品は日本イーライリリーの製品。
同BSは3月に「インスリン療法が適応となる糖尿病」の効能・効果で承認を取得した。3規格あり、それぞれの薬価はインスリン リスプロBS注カートHU「サノフィ」300単位1筒が586円、同BSソロスターHU「サノフィ」300単位1キットが1258円、BS注100単位/mL HU「サノフィ」100単位1mLバイアルが194円――となる。
同BSは、欧米で17年に承認され、現在世界30か国以上で承認されている。サノフィは、「糖尿病治療の新たな選択肢となる本剤をはじめ、様々な治療ソリューションの提供を通じて、患者さんが安心して治療を継続できるよう引き続き努力していく」としている。
BSは国内で既に承認された先行バイオ医薬品と同等/同質の品質、安全性、有効性を有する医薬品として開発されたもの。先行バイオ医薬品と変わらない治療の選択肢を提供することで、患者の経済的負担の軽減や医療費の削減に貢献することが期待されている。