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英NICE 抗がん剤RozlytrekをCDFでの使用推奨

公開日時 2020/07/22 04:48
英国立医療技術評価機構(NICE)は6月25日、スイス・ロシュ社の抗がん剤Rozlytrek(エヌトレクチニブ)について、NTRK(神経栄養因子受容体)融合遺伝子陽性の固形がんの適応でNHS(英国民保健サービス)の通常使用ではなく、抗がん剤基金(CDF)における使用を推奨する内容の最終ガイダンス案を発表した。

エヌトレクチニブは、がん種を問わず、NTRK融合遺伝子が陽性のがんを適応としている。NTRK融合遺伝子陽性の固形がん患者は英国内で600~700人と推計されている。現在のところ、十分な治療選択肢がないため、これらの患者が同剤の投与適格患者となる。英国では、がん種を問わない抗がん剤は、今年初めに同様の患者集団を対象としてCDFでの使用推奨を受けた独バイエル社のVitrakvi(ラロトレクチニブ)に次いで2剤目。

NICEのMeindert Boysen医療技術評価センター長は、「本日の決定は、ゲノミクスによって駆動されるがん治療のひとつの前進。エヌトレクチニブのような治療法は、固形がんの部位に関わらずがんの成長を促す遺伝子変異を標的とすることで我々のがん治療の方法を改革する可能性を持っている」と指摘した。そのうえで、「エビデンスは、NTRK融合遺伝子を持った固形がんがエヌトレクチニブに応答して腫瘍を縮小させていることを示唆しているが、さらにデータ収集の必要性があると考えている。そのため、我々は、NICE、NHSイングランド、NHS Improvement(NHS運営改善組織)及び当該企業らとの協議によって、成人と12歳以上の青少年がCDFで同剤にアクセスできることを喜んでいる」と話した。しかし、臨床的不明確さを明らかにするためにさらに当該企業にデータの提出を求めたと説明、NHSでの通常使用でなく、CDFでの使用となった理由を話した。

同剤は、国内では、2019年6月18日に、「NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形がん」の適応で承認、また、2020年2月29日、「ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(NSCLC)」の適応追加を承認されている。
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