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COPD治療薬・ビレーズトリ 治療に適した”3つの理由”を指摘 東北大・杉浦教授

公開日時 2020/09/03 04:49
アストラゼネカは9月1日、「(ビレーズトリ)発売1年、の役割と意義 ~COPDが全身にあたえる影響と、治療の重要性」のテーマでセミナーを行った。東北大学大学院の呼吸器内科学の杉浦久敏教授が「COPD患者の実態とETHOS試験の意義」、プラーナクリニックの青木康弘院長が「プライマリーケアにおいて、COPDが与える循環器/全身への影響」と題して講演した。

発売から1年が経過したビレーズトリエアロスフィア(ブデソニド、グリコピロニウム臭化物、ホルモテロールフマル酸塩水和物製剤))は3製剤の配合物で、効能・効果は、慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の諸症状の緩解(吸入スロイド剤、長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)。

杉浦教授は、ビレーズトリの投与がCOPD患者に適している理由として、①5分後にFEV(予測1秒量)のベースラインからの変化量が175mL、②優れた呼吸機能の改善効果、③中等度から重度のCOPD 増悪率を減少-をあげた。

国際共同臨床第3相試験「ETHOS」では、ビレーズトリは比較対照薬と比べて中等度または重度のCOPD増悪率を減少させ、52週時の累積死亡率は、ビレーズトリ群は1.3%で、比較対照薬より低かった。

青木院長は、COPDは新型コロナウイルス感染症患者が転帰不良となるリスク要因であると指摘した。COPDの増悪(息切れ、咳、痰の増加などの症状の悪化)は、炎症マーカーを上げ、心血管疾患・脳卒中等の循環器疾患につながり、予後に悪影響を及ぼす。増悪を抑制し、より良い予後のため、ビレーズトリはCOPD治療における重要な選択肢の1つと強調した。
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