英・AZ 医薬品の製造・研究開発で米国に500億ドル投資 原薬製造センターに数十億ドル規模を予定
公開日時 2025/07/30 04:50
英国・アストラゼネカは、2030年までに米国で500億ドルを投資し、医薬品の製造と研究開発における米国のグローバルリーダーシップを強化すると発表した。投資の中心は、バージニア州に設置する数十億ドル規模の新たな原薬製造センター。AIや自動化、データ分析を活用した生産の最適化に取り組むという。アストラゼネカ日本法人が7月29日、邦訳を発表した。
アストラゼネカは、30年までに総売上収益で800億ドル達成を目標に掲げ、そのうち50%を米国で創出する見込みとしている。今後5年間に行う投資は、原薬製造センターのほか、メリーランド州の研究開発施設の拡張▽マサチューセッツ州ケンブリッジの最先端研究開発センター、▽メリーランド州ロックビルとカリフォルニア州ターザナの細胞療法の次世代製造施設―なども含まれる。
同社は今回の投資により、「米国全土で高度なスキルを持つ数万人の直接的および間接的な雇用を新たに創出するとともに、成長を後押しし、米国や世界中の患者に次世代の医薬品を提供する」とコメントしている。