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【World Topics】トランプ大統領COVID19感染の波紋

公開日時 2020/10/05 04:51
大統領選挙を1ヶ月後に控えた10月3日、トランプ大統領がCOVID19に感染。要請であったとの検査結果を公表し、そのままヘリコプターでWalter Reed Military Medical Centerに入院した。

入院翌日の4日(土)朝、大統領の医療チームが揃って白衣にマスク着用でピシリと隊列を整えて記者会見し、代表して海軍司令官Dr.Conlayが「大統領の体調は安定しており、直近の24時間は発熱もない」と報告。しかし、にこやかながら、記者から質問されても病状の詳細についてはいっさい語らずに終始した。

https://www.cnn.com/2020/10/03/politics/white-house-sean-conley-trump-coronavirus/index.html

ところが、その会見の直後に、ホワイトハウス首席補佐官のMark Meadowsが記者に対し、ニュースソースとして彼の名前は明かさないでほしいと念を押した上で「直近24時間の大統領のバイタルはきわめて憂慮すべき状況にあった。回復の見通しは明らかではなく、今後48時間の治療がきわめて重要」と語り、メディアがこれを「大統領の病状を良く知る人物からの情報」として報道したことから、国民は疑心暗鬼に。

重症説が流れたことを知ったトランプ大統領は、同4日午後、国民に直接語りかけるスタイルの4分間のビデオメッセージをツイート。各メディアがこれを一斉に報じた。

https://www.cnn.com/videos/politics/2020/10/03/trump-releases-twitter-video-hospital-gupta-tsr-vpx.cnn 

トランプ大統領は、メッセージの冒頭でまず医療チームに感謝の意を表明した後で「一時は体調が悪かったが」と暗に補佐官の発言を認め、しかし「今日はずっと気分もよく安定している」と述べ、「今後数日は療養しなければならないが、必ず(病気を)打ち負かして、大統領の職務にも選挙キャンペーンにもすぐに復帰する」と語った。

ノーネクタイながらスーツ着用で米国旗を背にきちんとデスクに座ってビデオに登場した大統領であったが、声が幾分弱く、表情も柔らかく、ふだんの過剰なまでに攻撃的な雰囲気はなかった。

大統領選最中に候補者が隔離を必要とする感染症に罹患するなど、歴史上前例のない事態であるが、それ以上に大統領の健康は国家安全保障上の重大問題である。トランプ大統領はまだ権限の移譲はいっさい行っていないが、万一の際に任務を引き継ぐのはMike Pence副大統領であり、その次はNancy Pelosi下院議長である。両人ともに現在のところ感染はない。(医療ジャーナリスト 西村由美子)
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