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田辺三菱製薬 20年度上期決算は619億円の営業損失 新型コロナ影響でパーキンソン病薬の開発遅延

公開日時 2020/11/05 04:51
田辺三菱製薬は11月4日、2021年3月期(20年度)第2四半期の決算が、前年同期比△745億円となる619億円の営業損失となったと発表した。親会社帰属の純損失は510億円。国内医療用医薬品売上高が0.8%増となるなど健闘したが、連結子会社のイスラエル・ニューロダム社がパーキンソン病の適応取得を目指す「ND0612」が新型コロナの影響で開発が遅延し、計画変更を余儀なくされたことから、減損損失(非経常項目)を845億円計上したことが響いた。

ND0612は、レボドパ/カルビドパ持続皮下注製剤。グローバルで開発を進めるが、新型コロナの影響で、第3相臨床試験の治験施設の開設や患者の組み入れが遅れたことから、約1年半の開発計画を延長させることを決めた。複数の競合品があり、開発状況などから収益性が低下する見込みとしている。2023年度に欧米で同時申請を行い、24年度の上市を目指すとしている。なお、同剤については「開発中止などの予定はない」(同社広報部)としている。

◎国内医療用医薬品売上高は0.8%増の1503億円

国内の医療用医薬品売上高は、前年同期比0.8%増の1503億円。同社の売上を牽引する関節リウマチ治療薬・レミケードが前年同期比15.2%減の234億円となるなど、20年4月実施の薬価改定を受けた。このほか、長期収載品のタリオン(△7億円)、メインテート(△6億円)、セレジスト(△5億円)となるなど、長期収載品を中心に薬価改定の影響を受け、薬価改定の影響は△110億円となった。一方で、ステラーラが14億円増、カナリアが13億円増、カナグルが9億円増、シンポニーが7億円増、ルパフィンが7億円増となるなど、重点品が伸長した。また、インフルエンザワクチンが前年同期比253.2%増(45億円増)の63億円を売上げるなど、伸びた。

今年8月に発売した腎性貧血治療薬・バフセオは3億円を売上げた。透析前の保存期から使用可能な経口薬であることが特徴で、「患者にとって通院の負担や投与時の疼痛、感染リスク等がなく、新たな治療選択肢となり得ることが期待されている」として、さらなる市場浸透を狙う。

一方で、新型コロナの影響で、販売管理費は前年同期比11.4%減の779億円と圧縮した。

【連結業績(前年同期比】

売上高 1873億円(0.4%減) 
営業利益 △619億円(―) 
親会社帰属純利益 △510億円(―) 

【主要製品国内売上高(前年同期実績) 億円】
レミケード 234(276)
シンポニー 212(205)
ステラーラ 140(126)
テネリア 80(81)
カナグル 50(41)
カナリア 50(38)
バフセオ 3
レクサプロ 76(75)
ルパフィン 32(25)
イムセラ 21(22)
インフルエンザワクチン 63(18)
テトラビック 51(46)
ミールビック 37(35)
ジェービックⅤ 29(29)
水痘ワクチン 25(25)


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