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小野薬品 カルシウム受容体作動薬パーサビブのシリンジ製剤発売

公開日時 2020/12/23 04:50
小野薬品は12月21日、血液透析下の二次性副甲状腺機能亢進症治療に用いるカルシウム受容体作動薬・パーサビブ(一般名:エテルカルセチド塩酸塩)について、静注透析用シリンジ製剤(2.5mg、5mg、10mg)を発売した。既存の同剤の静注透析用バイアル製剤に加え、今回シリンジ製剤をラインナップした。

同社は、「シリンジ内にあらかじめ薬剤が充填されているために速やかな投与が可能になる」とし、「血液透析下の二次性副甲状腺機能亢進症の治療に携わられている医療従事者の方々の負担軽減、感染リスクの低減などにつながるものと考えている」としている。

二次性副甲状腺機能亢進症は慢性腎不全の合併症のひとつで、副甲状腺から副甲状腺ホルモン(PTH)が過剰に分泌される病態。PTHが過剰に分泌されることにより、骨からのリンおよびカルシウムの血中への流出が促進され、骨痛や関節痛などの症状が引き起こされる。また、骨から溶け出したリンおよびカルシウムが全身の心血管系に蓄積することで動脈硬化などの心血管系障害の発症リスクが高まり、生命予後に影響を及ぼすことが報告されている。

同剤は、副甲状腺にあるカルシウム受容体に作用することによって、PTH の過剰な分泌を抑制し、血中のリン値およびカルシウム値を低下させる。
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