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IQVIAジャパン ゲノム解析データ実装型プラットフォーム「GWSP」を構築 薬剤開発や適正使用を支援

公開日時 2021/02/17 04:50
IQVIAジャパンは2月16日、ゲノム解析データ実装型のプラットフォームを構築したと発表した。「IQVIA Genome Wide Study Platform(GWSP)」と呼ばれるプラットフォームは、遺伝⼦情報と健康関連情報から基礎研究への⽰唆を出し、創薬開発につながる仮説創出を支援するというもの。リアルワールドの遺伝⼦変異と疾患の相関関係に注⽬して疾患発症や薬理作⽤のメカニズムを解析し、地域的・⺠族的特異性も反映した医薬品の最適なターゲット因⼦やポジショニングの評価、研究開発の効率化、適正使⽤の推進などをサポートする。

これまで⽇本⼈の遺伝⼦情報データベースを使う際の課題としては、データ解析の負担や個人情報保護などの倫理的問題、さらにはデータ利用申請や審査プロセスの負担などがあった。また統合解析が困難な数万⼈規模のデータベースが複数存在することも課題とされてきた。今回のGWSPは、こうした課題に対し、例えば個⼈情報に該当しない統計解析情報を「閲覧」するツールを採用することで、再同意の取得を不要とした。また、国内複数の遺伝⼦情報データベースをひとつのツールで利⽤可能としたことで、ツールの提供から追加調査までを⼀括で⽀援できるプラットフォームとして構築することができた。

GWSPの特長としては、国内の⺠間DTC遺伝⼦検査サービス事業者2社の⽇本⼈のみを対象としたGWAS(Genome Wide Association Study=ゲノムワイド関連解析)の解析結果を搭載。⽇本⼈の⼈種特有な研究成果を提供することが可能となる。また、DTC遺伝⼦検査サービス提供時に取得している健康関連情報と遺伝⼦情報のGWAS解析結果との相関関係結果を閲覧できる。さらに、DTC遺伝⼦検査サービス提供者パネルに対して、追加研究を企画・実施することも可能となる。これにより、2社のパネルで追加解析ができ、10万⼈を超える規模で追加研究を実施することができる。

同社は、これらの機能をプラットドーム化することで、従来以上に踏み込んだ医薬品ターゲット因⼦の妥当性について、「新たな仮説の創出や検証、および追加調査の設計を可能とする」と強調している。


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