株式会社プレシャス・コミュニケーション・ジャパン原暢久前号ではチャネル間の連携がほぼない独立したマルチチャネルから効率と効果の向上を求めてパーソナル化とオムニチャネル理論の導入が展開されてきた点について話をした。しかしながら、そのオムニチャネルやパーソナル化に関しても、一般消費財スタイルから製薬業界型としての独自のチャネルモデルが必要ではという投げかけを行った。今号ではその課題について紐解きながら医療用医薬品という特殊なマーケットの中でのデジタルデバイスについて考えてみる。オムニチャネルへの展望主として一般消費財の世界で主流化しつつあるデジタルマーケティングのスタイルとしてオムニチャネルの仕組みとパーソナル化の組み合わせを製薬業界でも取り組み始めているが、医療用医薬品の世界で一般消費財スタイ...