北里研究所・Meiji Seikaファルマ 次世代型イベルメクチン誘導体用いた新型コロナ治療薬創製で共同研究
公開日時 2021/06/11 04:50
北里研究所とMeiji Seikaファルマは6月9日、次世代型イベルメクチン誘導体による COVID-19に対する画期的治療薬創出と抗ウイルス薬の基盤構築を目的とした共同研究開発を開始すると発表した。次世代型イベルメクチン誘導体を用いて新型コロナウイルス感染症の治療薬の創製を目指す。研究開発期間は2021年5月から8年間。複数のMeiji Seika ファルマの研究員を北里大学大村智記念研究所に派遣。両者の混成チームで研究を推進する。
今回の研究開発は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「2020年度医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE):第5回公募」に係る研究開発課題として採択された。2021年5月1日にはMeiji Seika ファルマ(代表機関)と北里研究所(分担機関)の間で再委託研究開発契約を締結したところだ。
北里研究所の北里大学大村智記念研究所は独創的な抗感染症薬の創製を目指す。これに対しMeiji Seikaファルマは、多くの感染症治療薬を上市した実績があり、現在も感染症領域を中心に研究開発の実績を有している。北里研究所とMeiji Seikaファルマは、今回の研究開発を通じ、「新型コロナウイルス感染症をはじめ様々なウイルス感染症に対する画期的な治療薬の提供を目指したい」とコメントした。