共和薬品 新たに84品目を出荷調整 在庫消尽後に一時供給停止も新たに52品目 供給停止長期化の懸念も
公開日時 2021/10/01 14:20
共和薬品は10月1日、同社製造所(三田工場、鳥取工場)において複数品目で製造方法、製造手順書に不備があったとして、新たにドネペジル塩酸塩錠5mg「アメル」など84品目を出荷調整すると公表した。加えて、新たにエチゾラム上0.25mg「アメル」など52品目が在庫消尽後に一時供給停止になることを明らかにした。いずれの品目とも製造方法・製造手順書の確認を行っている。同社は、「製造再開に時間を要し、供給再停止が長期化する恐れのある品目もある」として関係者にお詫びし、供給再開時期については改めて公表するとした。
◎「在庫消尽予定時期」と「供給再開予定時期」を同社ホームページ上に掲載
在庫消尽後に一時供給停止となる52品目については、「在庫消尽予定時期」と「供給再開予定時期」を同社ホームページ上に掲載している。在庫消尽については、最短で21年10月頃という製品が複数ある。一方で供給再開予定時期については、一部製品で10月下旬を予定しているが、多くは「未定」となっており、22年1月頃という製品も含まれている。
出荷調整の対象品目と在庫消尽後に一時供給停止となる製品は同社ホームページ(こちら)に掲載。
◎10月1日時点の出荷調整品目は合計158品目、在庫消尽後の一時出荷停止は75品目
同社は9月2日付で、製造手順書の記載漏れなどを理由に94品⽬150包装規格について出荷調整すると公表した。また9月10日には9製品17品目(うち1製品1品目は製造委託先の製造トラブルによる納期遅延)を一時出荷停止している。その後、供給制限を解除した品目もあるため、10月1日時点での出荷調整品目の合計は158品目、在庫消尽後に一時供給停止は75品目となる。