インタラクティブSとケアネット エンゲージメント特化型プラットフォーム「DX Plus」を共同開発へ
公開日時 2021/10/28 04:50
インタラクティブソリューションズとケアネットは10月27日、製薬企業のDX化を支援する目的でオンラインによるエンゲージメント特化プラットフォームの共同開発とサービス提供で業務提携したと発表した。両社は「DX Plus」と呼ぶプラットフォームを共同開発し、2022年度中にサービス提供を開始する。主な機能として、ケアネットの会員医師(19万人)をつなぐeディテーリング機能と、インタラクティブソリューションズの「Interactive-Pro(オンライン版)」を連携させ、MRやMSLのリモートディテーリングを支援する。
両社は、製薬各社が取り組む医薬品情報提供活動のDX化を支援するため、医師への情報提供を行うプラットフォームの構築と拡張、医師の利用登録の推進、MRによるリモートディテーリングの開始、社内CRMシステムとの連携などを推進する。特に、製薬企業にとって最大の課題である「医師とのエンゲージメントの実現」に特化したモデルの開発を想定している。具体的には、MRを介さないeディテーリングの拡大を支援するほか、MRやMSLによるリモートディテーリングの満足度向上などに寄与するプラットフォームを構築・提供する方針だ。これによりアスターコロナにおける医薬品情報提供活動の最適化を図る。
共同開発するエンゲージメント特化型プラットフォーム「DX Plus」には、ケアネットが有する19万人超の会員医師とダイレクトにつなげる認証機能を通じたeディテーリング機能を持たせる。また、AIと音声認識機能を搭載した「Interactive-Pro(オンライン版)」と連携させ、MRやMSLによるリモートディテーリングをリアルタイムで支援する機能を用意する。
これら機能を実現するためのCMS等を含めたプラットフォームの企画・構築なども両社で手掛ける予定。両社は、「既に自社プラットフォームを軸にDX化を推進している企業にとっても、新製品サイトや戦略領域サイトへの活用が可能で、幅広いニーズへの対応を見込んでいる」としている。営業および運営はケアネットが担う。2022年早々にサービス提供を開始する方針だ。