AMTULと医師のe嗜好性を考えたアプローチ
MRの目利きを活かす「処方拡大」「継続処方」獲得法
公開日時 2022/04/01 00:00
ミクス編集部前回の連載では、医師の処方行動として「AMTUL」の概念を紹介し、医師のe嗜好性に見合う活動の方法について紹介した。今回は、この概念をより深めてみたい。とくに、長引くコロナ禍で医師とのリアル面談が叶わない状況下を想定し、いかに医師に情報をインプットし、実際の処方行動に影響を与えることができるかにフォーカスしてみたいと思う。Q1.コロナ禍でAMTULはどう変化したか?A.長引くコロナ禍において、製薬企業の情報提供活動そのものが大きく変化している。年初から爆発的に新規感染者数を増やしたオミクロン株の登場により、再び大学病院や地域の基幹病院を中心にMRに対する訪問自粛要請が強化されている。3月21日に政府は「まん延防止等重点措置」の解除に踏み切るが、感染者数の減少は緩やかで、コロナ患者...