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中国の新薬ニーズ 生活習慣病が上位を占める 診療医師では希少疾患やがんのニーズ高く

公開日時 2022/06/14 04:51
中国の医師1万人超に402疾患を挙げて新薬ニーズを聞いたところ、新薬要望率の1位は高血圧症で、医師の29.5%が新薬を求めた。2位は脂質異常症、3位は糖尿病で、生活習慣病が上位を占めた。次に実際に当該疾患の診療をしている医師(以下、診療医師)について新薬ニーズを分析したところ、診療率0.01%と非常に低い疾患のカナバン病で要望率100%、次いで診療率0.05%だったHTLV-1関連脊椎症の同80.0%となった。いずれも日本で難病指定されている。また、診療率1%以上の疾患にしぼると、要望率上位5疾患はすべてがん関係となった。

この調査・分析は、ヘルスケア領域専門の調査会社である社会情報サービス(通称SSRI)とエムスリーが実施したもの。エムスリーグループの「医脈通」が運営する医療従事者向けポータルサイトの会員医師に対してインターネット調査を行い、1万1106人から回答を得た。調査期間は2021年12月27日~22年3月4日。

全体の医師を対象にした新薬ニーズの高い上位10疾患は、高血圧症(要望率29.5%)、脂質異常症(25.0%)、糖尿病(22.7%)、2型糖尿病(22.3%)、COPD(20.2%)、心房細動(20.2%)、脳梗塞(19.3%)、高トリグリセリド血症(17.9%)、便秘症(15.8%)、気管支喘息(15.7%)――となった。日本は認知症、米国は肥満がトップとなっており、中国では生活習慣病の新薬ニーズがまだ高いことが示された。

◎診療医師 AML、ALL、胆管細胞がん、膵臓がん、小細胞肺がんの新薬ニーズ高く

診療医師の新薬ニーズを分析したところ、診療率1%以上の疾患では、上位から急性骨髄性白血病(AML)(診療率3.9%、要望率79.0%)、急性リンパ性白血病(ALL)(同3.9%、74.1%)、胆管細胞がん(同5.2%、70.6%)、膵臓がん(同7.9%、69.6%)、小細胞肺がん(同13.2%、68.7%)――となった。

診療率5%以上でみても、胆管細胞がん(同5.2%、70.6%)、膵臓がん(同7.9%、69.6%)、小細胞肺がん(同13.2%、68.7%)、肝細胞がん(同13.4%、68.5%)、胆道がん(同6.6%、67.1%)――となり、診療率1%以上、5%以上ともに、上位5疾患は全てがんの治療薬だった。診療医師でがん関係のニーズが高い傾向は、米国や日本と同様となる。

SSRIとエムスリーは今回の結果について、「全体の医師による新薬ニーズと、診療疾患に対するニーズの上位疾患は、医師の診療率(カバー率)が大きく異なり、マーケットが大きい生活習慣病の新薬の普及方法と、がん対象新薬での普及アプローチ方法もまったく異なることも併せて示唆している結果といえる」と分析している。
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