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欧米規制当局 新型コロナワクチンの世界での接種継続を支持

公開日時 2022/07/11 04:49
国際医薬品規制当局連合(ICMRA)は、新型コロナウイルスは進化を続けるが、ワクチンは適合しており、世界での接種継続を支持するとの声明を発表した。ICMRAは、欧州医薬品庁(EMA)および米食品医薬品局(FDA)が共同座長を務めるワークショップを6月30日に開催し、ワクチンの今後の活用について協議した。

ワークショップでは、懸念すべきオミクロン株の変異への対応や、新型コロナ対策への国際協力などについて協議した。WHO(世界保健機関)加盟18か国とWHOのCOVID-19ワクチン作製技術諮問委員会(TAG-CO-VAC)およびWHO事務局が参加した。

ICMRA加盟各国とWHOは、現在承認されているコロナワクチンは疾患重症化、入院および死亡に対し防御機能を発揮し続けており、初回接種およびブースター使用ともに活用できる国ではその接種を推奨することで合意した。

また、参加者は、以下の点について認識を共有した。
▽SARS-COV-2の持続的な進化が感染と疾患軽減を図る承認済みワクチンによる防御機能を低下させている。
▽オミクロン変異BA.4株やBA.5株が世界の多くの場所で従来株に置き換わっており、今までの経験で新規変異株は突然出現、短い感染の波の後現行株に置き換わる。初期データでは、オミクロン株を組み入れたmRNAワクチンはブースターとして使うと防御機能を向上させる可能性を持っている。
▽1つのウイルス株についてオミクロン株を標的とした、2価mRNAワクチンは、免疫反応の向上に一定のメリットを持っている。2価ワクチンは、最初にブースターとしての使用が考えられる。β変異など他の変異ウイルスを含有するワクチンは、臨床試験データがオミクロン株や他の変異株に対する十分な無力化のレベルを示すなら、ブースターとしての使用が考慮される。このため、現在エビデンスが収集されているが、出席者からは、現在進行中の臨床試験のデータについて注意深くレビューする必要性を指摘する声があがった。

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