帝國製薬は10月11日、テイコク漢方製剤・生薬製剤の販売を中止すると発表した。中止するのは、テイコク漢方製剤 47 品目 （テイコク漢方エキス顆粒 全品・全規格）、テイコク生薬製剤 紅参（調剤用）、紅参末で、ほぼすべての品目に該当する。製品包装規格ごとの在庫消尽をもって販売を中止する。経過措置期間は24年３月末までの予定。

販売中止に至った理由について同社は、「原料生薬の大幅な価格上昇が続いており、原薬の安定的な確保が難しく、安定供給に支障を来す恐れがあるため」と説明した。

製造していたグループ会社の帝國漢方製薬（本社：香川県東かがわ市）は、2023年６月で該当製品の製造を終了し、製造業としては終業する。製造販売業として一部業務は継続する方針。従業員18人は全員帝国製薬からの出向で、配置転換などを行うとしている。