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帝國製薬 韓国MEDIPOST社の変形性膝関節症に対する再生医療等製品の国内販売権獲得

公開日時 2025/12/22 04:50
帝國製薬は12月19日、韓国MEDIPOST社の日本法人であるメディポストが変形性膝関節症治療製品として日本で開発中のヒト臍帯血由来間葉系幹細胞(hUCB-MSC)について、日本における販売提携契約を締結したと発表した。この契約に基づき、メディポストが同製品の製造販売承認申請を行うとともに製造販売承認を維持し、帝國製薬が流通・販売・情報提供活動を行うことになる。

同製品は、メディポストが日本で開発中の変形性膝関節症に対する再生医療等製品。既に第3相臨床試験の最終症例の最終観察を完了し、承認申請に向けた準備が進んでいる。

同製品は、変形性関節症の関節における炎症性微小環境に応答し、成長因子、サイトカイン、リガンドを含む多様な生理活性物質を放出する。また、関節腔内の損傷した軟骨へ外科的に直接投与されるこれらの細胞は、軟骨分解の抑制、軟骨前駆細胞の分化促進、炎症シグナルの低減に寄与する。その結果、変形性膝関節症の根本的な変性・炎症プロセスに作用し、軟骨再生と長期的な疼痛緩和を促進することが期待されている。

韓国では、MEDIPOST社から2012年に変形性膝関節症治療製品としてCARTISTEMの製品名で発売され、これまでに3.5万人以上の患者に使用されている。韓国の臨床試験では、変形性膝関節症患者における軟骨再生能力を示した。
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