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エクサウィザーズ調査 医療・製薬の生成AI利用状況 日常業務5.1%、時々使用25.9% 全産業下回る

公開日時 2023/05/30 04:49
エクサウィザーズは5月25日、ChatGPTなど「生成AIの利用実態調査レポート2023」を発表した。全産業274社514人から回答を得たもの。生成AIを日常的に業務で活用するとの全体回答は7.2%、医療・製薬に限ると5.1%となった。「時々使用する」との回答は全体で25.9%、医療・製薬に限ると23.1%だった。産業別にみると、IT/Webサービスで、日常業務に使用するとの回答は12.5%、時々使用するとの回答が41.1%と、他産業に比べて群を抜いて高い。次いで金融・保険の活用度も高く、目を引いた。

◎全産業の生成AI利用状況 「日常業務」7.2%、「時々使用」25.9%

調査は、経団連の後援を受け、23年4月25日に実施したセミナーにおいて協力を求めたもの。調査に際しては、ChatGPTなど生成AIの利用状況を、レベル1(関心なし)、レベル2(関心はある)、レベル3(試しに利用)、レベル4(時々使用)、レベル5(日常的に使用)の5段階に分類して回答を求めた。結果を全産業でみると、「日常的に使用」は7.2%、「時々使用」は25.9%、「試しに使用」は43.0%、「関心はある」は21.6%、「関心なし」は2.3%となった。

◎医療・製薬 「試しに使用」は全産業を8.3ポイント上回る

同じ結果を医療・製薬(全回答に占める割合7.6%)に限ってみると、「日常的に使用」は5.1%、「時々使用」は23.1%、「試しに使用」は51.3%、「関心はある」は17.9%、「関心なし」は2.6%となった。全産業と医療・製薬を比較すると、「試しに使用」が8.3ポイント上回っていた。ただ、実際の活用(日常・問時)となると全産業を若干ではあるが下回っている。

◎卸・小売り「新規事業や顧客接点の改善での活用比率が高く」

産業別の特徴をみると、最も活用されているIT/Webサービスについては、「生成AIが自社のソリューションやサービスに密接に関連して積極的に活用されている」と指摘。活用度の高い金融・保険については、「大手金融機関での活用が相次いで発表されており、各社で利用意向が増している」と分析した。

一方で、「日常的に使用する」との回答が7.7%で全産業を超えていた卸・小売りについては、「新規事業や顧客接点の改善での活用比率が高く、顧客とやり取りする取引データの活用などを検討」とした。このほか導入が遅れている製造は、「本社、研究・開発、工場などさまざまな事業拠点・機能があり、企業利用として統一の利用方針を打ち出すのが難しい」とした。

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