スズケングループ、HAIP、AIHOBS 医療・介護向け生成AI利活用促進で協業 基本合意書を締結
公開日時 2025/11/14 04:49
スズケンは11月13日、連結対象子会社のコラボスクエア、非営利の医療AIプラットフォーム技術研究組合(HAIP)、HAIPが研究成果の社会実装を目的に設立した事業会社「AIHOBS」の3者が医療・介護分野における生成AIの安全かつ効果的な利活用促進に向けた基本合意書を締結したと発表した。3者による連携・協業により、医療・介護従事者によるDXサービスの利用における負荷を軽減しながら、生成AIをはじめとするAIサービス、及びSaaS事業者が提供するサービスを、安全な環境下で安心して活用できる基盤の整備を進める。
協業では、スズケングループがDXプラットフォームの開発・運用で培った技術やノウハウと、HAIPが蓄積した知財を用いて、AIHOBSが開発中のセキュリティソリューションを連携させることで、現場の業務負担を軽減しながら高い安全性を確保する仕組みを整備する。また、医療・介護現場において生成AIサービスを安心して利活用するために、セキュリティや情報の取り扱いに関する理解を深めるためのガイドライン、ユースケース、ツールを用いた支援にも積極的に取り組む。
HAIPは2021年4月1日に、技術研究組合法に基づき、厚生労働大臣および経済産業大臣の認可を得て、非営利共益の法人として設立された研究組合。医療にかかわる多くの企業、アカデミア、医療機関などが集い、個々の法人だけでは対応し得ない医療AIの普及・発展に向けた課題解決を目指している。