多職種連携と病診連携で必須ツールにICTやＡＩ（人工知能）の進化を背景に、医療のあり方や価値観が大きく変化しつつあるが、プライマリケアや在宅医療の現場においても例外ではない。さまざまなデジタルヘルスツールを駆使することによって、かかりつけ医の役割や機能を広げることができるし、裏を返せば、“かかりつけ医”としてのハードルが上がっているともいえる。東京都豊島区で土屋医院を構える院長の土屋淳郎氏は、かかりつけ医によるデジタルツール活用のパイオニア的な存在であり、その狙いは多職種連携や病診連携の質向上だ。土屋氏のICTやデジタル化に関する取り組みを通して、今後、かかりつけ医に必要な考え方や視点などを示す。（富井和司）医療介護専用SNSの第１号ユーザー池袋西口から15分ほど歩い...