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TXP Medical 未来医療研究センターと連携で製薬企業、医療機器メーカー向けRWDサービスの提供開始

公開日時 2023/11/10 04:47
TXP Medicalは11月9日、徳洲会グループの未来医療研究センターと連携して製薬企業、医療機器メーカー向けのリアルワールドデータ(RWD)サービスの提供を開始すると発表した。未来医療研究センターは治験、臨床研究等に係わる業務のサポートをメイン業務としている。今回の連携により、急性期医療領域をはじめ、がん領域や希少疾病など幅広い領域におけるRWD研究をカバーすることができ、プロジェクトごとにデータの抽出や解析が可能となる。

徳洲会はグループ(病院75施設、電子カルテ導入施設72病院:10月31日現在)で1400万人を超える「徳洲会メディカルデータベース(TDM)」を構築している。TDMは、構造化データおよびnarrativeデータからなり、主に入院・外来レセプト情報、DPCデータ、血液・生化学検査結果、バイタルサインを含む電子カルテ情報及び院内がん登録情報から構成されている。

一方でTXP Medicalは大学病院クラスの地域の大病院を中心としたデータベースを有している。救急医療プラットフォーム「NEXT Stage ER」により構造化された救急外来データ、900項目の検査データ、温度板のバイタルサインデータ、救急外来以外の院内全患者の診療録テキストデータの解析も可能。対象施設は20施設だが、契約施設のほぼ全てが 400床以上の大病院、救命救急センター指定で、急性期疾患、がん領域、難病や希少疾患にも対応できる。

未来医療研究センターの歌田直人代表取締役社長は、「お互いの関係するRWDから、共同のデータベース研究としてデータ提供のインフラを用意した。従来にも増して、製薬企業、医療機器メーカー等に対し、より優れた医療サービスに貢献できる環境づくりに邁進したい」と強調した。TXP Medicalの園生智弘代表取締役は、「本データベースを活用することで製薬企業、医療機器メーカー、あるいは臨床研究者のクリニカルクエスチョンに応えるべく、より精緻な研究を実施し、戦略的な意思決定、医学の進歩を実現することができる」とコメントした。

 
 
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