数年内に 神経・免疫領域に参入
メルクバイオファーマ 代表取締役社長 ジェレミー・グロサス 氏
公開日時 2024/08/01 00:00
がんや不妊治療に続く第3の柱に独メルクでバイオ医薬品を取り扱うメルクバイオファーマ。グローバルでは、▽がん、▽心血管疾患/代謝・内分泌疾患、▽神経・免疫疾患、▽不妊治療――の4つを重点領域とし、不妊治療のグローバルリーダーとして知られている。日本では現在、がんと不妊治療にしぼって事業展開しているが、数年以内に神経・免疫疾患領域にも参入する計画だ。背景にはアンメットニーズの高い全身性エリテマトーデス(SLE)や皮膚エリテマトーデス(CLE)に対する新薬enpatoranの国内開発が順調に進展していることがある。このほど本誌インタビューに応じた日本法人のジェレミー・グロサス社長に、日本での今後の事業展開や成長戦略を聞いた。(神尾裕)メガファーマの創薬ケイパビリティとバイオテックの俊敏さ併せ持つ-...