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認知症・MCI治療薬市場 24年以降ほぼ毎年2ケタ成長 32年に2000億円突破と予測 富士経済

公開日時 2024/12/11 04:51
認知症・MCI(軽度認知障害)治療薬の国内市場が2024年からプラス成長に転じ、ほぼ毎年2ケタ成長する――。このような市場予測を富士経済がまとめた。成長ドライバー製品としてアルツハイマー病に対する抗アミロイドβ抗体のレケンビ(エーザイ、23年12月発売)やケサンラ(日本イーライリリー、24年11月発売)を挙げ、さらに適応追加を含む承認申請中からフェーズ2までの開発品が13件あると分析。これらにより24年以降、29年、30年を除き、年2ケタ成長するとし、26年に1000億円、32年に2000億円の大台にのせ、分析対象の最終年の33年に2880億円になると予測した。

認知症・MCI市場は、99年にアリセプト(エーザイ)が発売されて市場は立ち上がったが、20年には全ての製品が長期収載品となった。23年にはピーク時の半分以下となる600億円台にまで落ち込んでいた。

ただ、23年4月に経皮吸収型製剤のアリドネパッチ(興和)が発売されたほか、レケンビなどの登場もあって、市場は24年からV字回復。24年は707億円(前年比10.1%増)、25年852億円(20.5%増)、26年1057億円(24.1%増)、27年1288億円(21.9%増)、28年1450億円(12.6%増)――と毎年2ケタ成長すると予測した。29年と30年は1ケタ台後半の成長率となるものの、31年は1933億円(12.1%増)、32年2380億円(23.1%増)、33年2880億円(21.0%増)――と推移するとした。

同社は、レケンビなどの新薬上市や認知症・MCI治療薬の開発が活発なことに加え、高齢化に伴い患者数も増加するとみられるとして、「今後市場は拡大推移が予想される」としている。
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