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CAR-T細胞療法市場 30年に390億円、24年から2倍近く拡大 富士経済

公開日時 2025/07/11 04:51
2030年にCAR-T細胞療法の市場規模は390億円になる――。このような市場予測を富士経済がまとめた。CAR-T細胞療法の対象製品は、体外に取り出した患者細胞に目的遺伝子を導入・発現させ再度体内に戻す手法で使用される製品とし、現在、血液がん領域で5製品が承認されている。富士経済は、「高価格ではあるが、治療要件を満たす医療施設が増えている」ことや患者の増加により、市場規模は24年の200億円が30年に390億円へと6年間で2倍近く拡大すると分析している。

血液がん領域のCAR-T細胞療法として、19年のキムリアの承認を皮切りに、イエスカルタ、ブレヤンジ、アベクマ、カービクティが承認されている。富士経済は、「(CAR-T細胞療法は)血液がんのリンパ腫や急性白血病、多発性骨髄腫で高い効果を示しており、需要が増加している」と分析。施設要件を満たす医療機関の増加などもあり、市場規模は22年95億円、23年155億円、24年200億円――と2ケタ成長し続け、25年以降も25年258億円、26年295億円、27年320億円――と27年に300億円台にのると予測した。

血液がん領域の適応を中心に開発されている中で、「フェーズ1では固形がんの開発も進んでいる」としたほか、「NK細胞を用いたCAR-NK細胞治療製品の開発も進められており、今後の展開が注目される」と今後のポイントも指摘した。

◎再生医療製品 30年に100億円 アクーゴは「今後の市場拡大に寄与」

富士経済は、幹細胞や組織工学に基づき患者自身の細胞や組織を利用して治療を行う再生医療製品について、その市場規模は24年の56億円が30年に100億円になるとも予測した。「外傷性脳損傷に伴う慢性期の運動麻痺の改善」を効能・効果として条件及び期限付き承認されたものの、現在、出荷不可の制限がかかっているアクーゴが「今後の市場拡大に寄与するとみられる」と分析。さらに、「開発品は増えているため、製品の増加や既存製品の適応拡大による市場拡大が期待される」とした。

また、希少疾患用再生医療等製品の指定制度の活用により、助成金の交付や指導・助言、税制措置、優先審査などの支援措置が受けられ、対象患者が少ないなどの収益性が厳しい製品についても開発の後押しになっていると分析した。
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