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アステラス製薬 中国Evopoint社とCLDN18.2標的の新規ADC「XNW27011」開発・商業権で独占契約

公開日時 2025/06/02 04:49
アステラス製薬は5月30日、中国のバイオ医薬品企業Evopoint Biosciences Co., Ltd.とCLDN18.2を標的とした新規の抗体薬物複合体(ADC)「XNW27011」の独占的なライセンス契約を締結したと発表した。中国本土、香港、マカオ、台湾を除く全世界の開発および商業権を取得する。Evopoint社は同契約に基づき1億3000万米ドルを契約一時金として受け取る。

XNW27011は、胃がん、胃食道がんおよび膵臓がんを含む、CLDN18.2陽性の固形がん患者を対象に、中国で第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験を実施中。既存のがん治療において、すでに有効性が確認されている独自のペイロード(トポイソメラーゼ I 阻害剤)とリンカー技術を採用している。

一方、アステラス製薬は抗CLDN18.2モノクローナル抗体のビロイをはじめ、CLDN18.2を標的とする複数のがん免疫療法の研究開発で高い専門性を有している。同社は、Evopoint社のXNW27011について、「アンメットメディカルニーズを満たす可能性がある」と期待している。同契約に基づき、Evopoint社は1億3000万米ドルを契約一時金として受け取るほか、近い将来に支払われる開発マイルストンとして最大7000万米ドルを受け取る可能性がある。さらに、薬事申請、販売、および開発の進捗に応じたマイルストンとして、最大総額13億4000万米ドルに加え、承認された場合はXNW27011の売上高に応じたロイヤルティを受け取る可能性がある。

アステラス製薬のAdam Pearson・経営戦略担当CStO(Chief Strategy Officer)は、「XNW27011は、我々のパイプラインを拡充し、精密がん医療におけるリーディングポジションをさらに強化することが期待される。CLDN18.2および消化器がんに対する高い専門性を活かし、XNW27011の開発を加速し、患者さんに意義のある治療効果を提供できることを期待する」と強調した。

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