アルフレッサホールディングスは６月25日、子会社でセルフメディケーション卸売事業を行うアルフレッサ ヘルスケアが、オーラルヘルスケア製品や一般用医薬品などを製造、販売するHaleonジャパンとの間で災害時連携協定を締結したと発表した。大規模地震や自然災害などが発生したときに、避難所及び物資の集積場所等に迅速かつ円滑に支援物資を届けられるようにする。

災害時は、水不足やストレス、歯みがきの機会減少などにより口腔内の細菌が増殖しやすく、特に高齢者は誤嚥性肺炎やインフルエンザ等を患うリスクが高まるため、避難生活におけるオーラルケアは非常に重要とされている。

Haleonジャパンは、コンシューマーヘルスケア分野におけるグローバル企業の英国Haleon社の日本法人。日本国内ではシュミテクト、カムテクト、ポリデント、ポリグリップなどのオーラルヘルスケア製品や、コンタックやボルタレンをはじめとした一般用医薬品等を製造、販売している。

今回の協定締結により、災害発生時の行政機関および各医療・歯科関連団体等からの依頼に対して、Haleonジャパン製品を支援物資として被災地へいち早く届けるため、アルフレッサ ヘルスケアの物流拠点におけるHaleonジャパン製品の在庫等を活用し、支援物資到着までのリードタイムを短縮する体制を構築する。これにより両社は、災害時における被災地支援の対応力を強化する。