がん化学療法「入院」「外来」診療報酬の差
大腸がんで5倍以上
公開日時 2025/08/01 00:00
株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン吉田昌史、酒井幸、渡辺幸子長期間に及ぶ場合も多いがん治療において、患者が「入院」ではなく日常生活を送りながら通院での抗がん剤治療を継続していく「外来」での化学療法が普及している。その一方で「入院」と「外来」では診療報酬に10倍以上の差が生まれている問題がある。グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)では、ミクス5月号でこの問題を調査しレポートした。さらに今号では、入院と外来の化学療法における粗利差額が大きい「大腸がん」の各種レジメンに絞り検証、いずれのレジメンでも5倍以上の診療報酬格差が明らかになった。がん化学療法「入院」「外来」に10倍以上の診療報酬格差GHCがミクス5月号で発表した調査では、差額が小さかった「大腸がん」で入院:...