武田テバファーマと武田テバ薬品は9月１日、それぞれT’sファーマとT’s製薬に社名変更したと発表した。2社を合わせてT’s（ティーズ）と総称する。同社の豊原善弘代表取締役社長は「T’sは、一歩先の医療を見据えた取り組みで事業を推進し、既存の枠を越えた価値提供で患者さんの健康と社会に貢献していく」とコメントしている。

 社名のT’sには「製薬企業として私たち自身を最高水準（Top quality）へと高めて、価値の高い治療（Therapy）により人々の健康に携わっていく。また、より良い医療が受けられる将来（Tomorrow）のために、変革（Transformation）を起こし、患者さんや社会に貢献し続けていく」との思いが込められている。なお、円形と「TT」で構成するブランドシンボルと赤とオレンジのコーポレートカラーは引き続き使用していくという。

武田テバファーマは、2016年にテバ社と武田薬品が共同出資して合弁会社として設立。主にジェネリック医薬品や特許期間の満了した医薬品のビジネスを展開してきた。24年12月には、親会社のテバファーマスーティカル・インダストリーズ・リミテッドが、ジェイ・ウィル・パートナーズが運営管理するファンドにより設立されたジェイ・ケイ・アイに全株式を譲渡した。