メディパルHD 子会社ファルフィールドのPMS事業を伊藤忠商事子会社に譲渡 11月1日付
公開日時 2025/10/29 04:51
メディパルホールディングス(HD)は10月28日、完全子会社ファルフィールドの製造販売後調査(PMS)事業について、伊藤忠商事の完全子会社エイツーヘルスケアに譲渡すると発表した。事業譲渡は11月1日付で行う。譲渡額は非開示。
エイツーヘルスケアは育薬エビデンスの創出などに取り組み、これまでPMSのモニタリング業務でファルフィールドとも協業関係にあった。今回のPMS事業の譲渡により、エイツーヘルスケアに新たな知見をもたらすとともに、クライアントに対するワンストップサービスが提供可能となり、臨床開発支援体制の強化と付加価値向上につながると判断した。
なお、メディパルグループは引き続き治験段階から上市、流通に至るまでを一気通貫で支援する体制の構築を目指すことで、海外メーカーに対する国内未承認薬の導入支援によるドラッグラグ・ロスの解消や、後発品の安定供給など国内医薬品市場における様々な課題の解決に向けて、さらなる貢献を果たしていくとしている。