鬼滅の刃×創薬AI研究 異色のコラボ
京都大学ビックデータ 医科学研究室 奥野 恭史教授
公開日時 2025/12/01 00:00
日本式創薬AIで海外のメガファーマに挑む「新たな創薬で病を滅す」――。創薬AIをけん引する京都大学の研究室が人気アニメ「鬼滅の刃」とコラボしたポスターや冊子、Webサイトを制作し、研究の魅力をアピールしている。膨大なデータから有望な薬を効率よく見つけることで、開発スピードの向上やコスト削減につながると期待される創薬AI。だが近年、創薬AIを担う人材不足が深刻化している。同研究室の奥野恭史教授(55)は、製薬業界とアカデミアが連携し、創薬AIを開発する“日本スタイル”の戦い方で、「私が若い時に強かった日本の製薬業界を再興したい」と意気込む。今こそ創薬AIの研究や普及に“全集中”だ。(岡山友美)〔略歴〕1993年京都大学薬学部卒業、同大学大学院薬学...