爪白癬外用液 75歳以上が半数 治療継続が課題に
クレナフィンAG、発売初月に4万4000人に処方
公開日時 2025/12/01 00:00
足白癬の放置などによって発症する爪白癬。自覚症状はほぼないが、進行すると爪が肥厚して「踏ん張り」がききづらく、つまずきやすくなる。病巣に貯留したカビが、足ふきマットやスリッパなどを介して家族に感染する恐れもある。薬剤は長らく経口抗真菌薬に限られていたが、2014年に初めての爪外用液としてエフィナコナゾール(先発品名・クレナフィン)が登場。16年にはルリコナゾール(同ルコナック)も加わった。そして25年9月、クレナフィンを製造販売する科研製薬の子会社である科研ファルマが、クレナフィンのオーソライズド・ジェネリック(AG)を発売した。そこで今回は、エフィナコナゾールを中心に爪外用液の動向をインテージリアルワールドの統合医療データベース「CrossFact」をもとに検証する。CrossFactは、...