科研製薬の子会社 クレナフィンAGを発売 情報活動は科研製薬MRが担当
公開日時 2025/09/16 04:50
科研製薬子会社の科研ファルマが9月12日、爪白癬治療薬・クレナフィンのオーソライズド・ジェネリック(AG)を発売した。同AGは有効成分、原薬、添加剤、製造方法・製造場所、容器、効能・効果が先発品のクレナフィンと同じ。科研ファルマが製造販売承認を取得し、科研製薬が委託を受け製造する。同AGの製品名はエフィナコナゾール爪外用液10%「科研」。
同剤の情報提供・収集活動は、先発品を製造販売する科研製薬のMRが担当する。科研製薬は、「これまでクレナフィンで蓄積してきた臨床データや知見などの情報を最大限に活用し、今後もより多くの患者さんのクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献する」としている。
薬価は10%1gが676.30円で、対先発品薬価(1396.80円)の48.4%。
クレナフィンの通常の後発品は、沢井製薬と東和薬品の2社が8月に承認を取得しており、12月収載が見込まれる。クレナフィンの後発品市場の競争も激しくなりそうだ。