アルケアなど4社 東日本の一部取引先で医療用製品を共同配送 「医療流通対策研究会」の協業第一弾
公開日時 2026/02/04 04:51
アルケア、川本産業、ジェイ・エム・エス、日本シグマックスの医療メーカー4社は2月3日、国内物流における医療機器、衛生材料、医薬品など医療用製品の共同配送を開始すると発表した。東日本の一部取引先への共同配送を開始する。具体的には、4社がそれぞれ各取引先に配送していたトラックを一本化することでトラック台数を削減し、輸送の積載率向上、ドライバー不足の軽減、物流コストの抑制、二酸化炭素削減による環境負荷の低減などへの貢献を期待している。なお、この取り組みは24年8月に医療メーカー7社で設立した「医療流通対策研究会」で検討されたもので、研究会における協業の第一歩となる。
◎ドライバーの労働環境や人手不足の深刻化などに対応 流通プロセスの改善に問題意識
医療用製品の流通過程においては、医療現場や在宅医療などのニーズの多様化や細分化などに対応する一方で、近年はドライバーの労働環境の変化や人手不足の深刻化などへの対応が求められ、医療用製品の「安定供給」という最重要課題に直面していた。このため医療メーカー7社は24年に「医療流通対策研究会」を発足させ、物流の効率化に対応するための医療用製品の安定供給体制の維持・強化などを重点課題に捉え、流通プロセスの改善や各種情報連携を含む物流システム開発などについての議論を重ねてきた。
◎共同配送 取引先や対応エリアの更なる拡大を検討
今回の医療メーカー4社の取り組みは、物流課題の解決と医療用製品の安定供給をさらに強化する試みの第一弾に位置づけられるもの。各社商品をまとめて同一トラックで納品先に共同配送する。また、今回の共同配送については、取引先や対応エリアの更なる拡大を検討するとしている。
医療流通対策研究会に参画する7社は以下の通り。①アルケア(医療機器、医療用消耗材料の開発、製造、販売および輸出入)、②川本産業(衛生材料、医療用品、医薬品、介護用品、育児用品、安全衛生保護具、衣料品等の製造販売及び仕入販売)、③ジェイ・エム・エス(医療機器、医薬品の製造・販売及び輸出並びに輸入)、④竹虎(医療衛生材料、医療機器、医薬部外品、歯科用品等の開発・販売及び輸出入福祉用具、生活支援用具の開発・販売及び輸出入)、⑤日本シグマックス(医療機器・医療用品、スポーツ、日常、労働向け身体活動支援用品の開発・製造・販売・輸出入)、⑥白十字(衛生材料、紙綿製品、医薬品・医療機器、医薬部外品等の製造販売及び輸出入)。