アステム 社用車のEV転換へ実証実験 SMASと協働で「前例ない物流現場での運用モデル」確立目指す
公開日時 2026/02/12 04:51
アステムは2月9日、住友三井オートサービス(SMAS)と協働でメイン社用車のEV転換に向けた実証実験を開始すると発表した。アステム延岡日向支店において、メイン車種の「N-VAN e:」4 台を用い、複数のEVの同時運用に不可欠な電力負荷の平準化と最適充電マネジメントを確立する。同社は、「業界として前例のないメイン社用車のEV転換をテーマとした取り組みで、医薬品卸の物流現場におけるEV運用モデルの確立を目指す」と強調した。
医薬品卸にとって脱炭素対応は喫緊の経営課題となっている。アステムは、こうした要請に応える体制整備が急務と考え、環境計画の策定から施策実行まで一貫して伴走できるパートナーとしてSMASを選定した。特にSMASの「グリーンフリート・マネジメント」(GFM)を採用。GFMは、テレマティクスやビジネスMaaSアプリのデータを活用し、Scope1(自社の直接排出)・Scope2(他社から供給された電気等の使用による間接排出)の分析からEV導入・運用設計までを一気通貫で支える「脱炭素伴走支援サービス」で、アステムは、「分析の結果、1800台の社有車の運用においてEV転換が最も効果的なCO2削減手段であるとの結論に至った」と選定理由を説明している。
◎メイン車種EV化の実用性を検証、業界標準モデルを創出 4台のN-VAN e:で検証
今回の実証実験では、メイン車種EV化の実用性を検証し、業界標準モデルを創出する。具体的には、①・走行パフォーマンス・日常業務における有用性、②CO2排出量および電力量(コスト)のモニタリング、③同時運用時の電力負荷分析と最適な充電マネジメントの実装(電力ピーク抑制・充電平準化アルゴリズムの評価)-を4台のN-VAN e:により検証。その上で、EV導入計画と充電インフラの最適設計、グリーン物流・配送効率化の支援に加え、車両データを起点とした持続的な CO2 削減に伴走することで、医薬品卸業界の脱炭素モデルづくりに貢献したい考えだ。