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Meiji Seikaと神戸産業都市 抗PD-1アゴニスト抗体・ME3241の第1相豪州で開始 自己免疫疾患対象

公開日時 2026/03/13 04:49
Meiji Seika ファルマは3月12日、神戸医療産業都市推進機構(FBRI)との共同研究で創出された抗PD-1アゴニスト抗体「ME3241」について、健康成人を対象とした第1相臨床試験(P1)を豪州で開始したと発表した。P1の結果を踏まえ、日本を含めた開発を進めることを検討する。Meiji SeikaとFBRIの両者は、「引き続き協働で、ME3241が自己免疫疾患に対する治療薬として早期に患者様へ貢献できるよう努めていく」としている。

PD-1は活性化したT細胞などに発現し、免疫反応を抑制する機能を持つ分子。オプジーボやキイトルーダなどの既承認の抗PD-1抗体は、がん細胞に対する免疫機能を賦活化することから免疫チェックポイント阻害薬としてがんの治療に応用されている。

Meiji SeikaとFBRIによる共同研究(プログラムディレクター:本庶佑・京都大学名誉教授)では、これとは逆に、抗体がPD-1の機能を刺激し免疫抑制作用を誘導するために必要な条件を見出し、「抗PD-1アゴニスト抗体」を創出した。抗PD-1アゴニスト抗体は、自己免疫疾患など過剰な免疫反応が原因となる炎症性疾患の治療薬への応用が期待されている。

◎本庶氏 「ヒトの病気の治療に応用される第一歩となったという点で、極めて意義深い」

今回のP1開始を受けFBRI名誉教授・プログラムディレクターの本庶氏は、「神戸医療産業都市推進機構の成果がようやくヒトの病気の治療に応用される第一歩となったという点で、極めて意義深い」とコメントした。抗PD-1アゴニスト抗体の創出に関しては、「すでに幅広く利用されているPD-1拮抗抗体を用いたがん治療の真逆のアプローチであるこの治療方式は、私の着任後まもなく基礎研究を開始し、動物モデルを使って十分な成果を得た上で、ここまでたどり着いた」と振り返った。
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