中外製薬 UCSFと創薬研究に関する共同研究基本契約を締結 新規標的探索や治療アプローチ創出で連携
公開日時 2026/08/18 04:49
中外製薬は8月7日、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)と、創薬研究を推進するための共同研究基本契約を締結したと発表した。契約は、疾患生物学の解明や新規創薬標的の探索、新たな治療アプローチの創出を視野に、 複数年にわたり円滑に推進する枠組みを構築するもの。すでにUCSF主任研究者との最初の研究プロジェクトが 始動しているという。
契約では、UCSFが強みとする先進的な研究およびトランスレーショナルサイエンスと、中外製薬の抗体エンジニアリング技術、中分子創薬技術、低分子医薬品などに代表される独自の創薬技術を活用することで、初期段階の研究を次世代の革新的な医薬品の創製につなげることを目指す。中外製薬にとっては、グローバルなオープンイノベーション戦略の一環として、米国の主要なアカデミアとのより深い関係構築を進める重要な一歩になるという。
中外製薬の小野澤学寿上席執行役員は、「この共同研究基本契約は、オープンイノベーションに対する中外製薬のコミットメントを示すものであり、UCSFとの研究連携を推進する重要な機会になると考えている」とコメント。UCSFのビジネス開発・イノベーション・パートナーシップ担当副学長のDavid Morris医学博士は、「本契約により、UCSFのサイエンスと中外製薬の創薬力および開発の専門知識を結びつける、より迅速かつ直接的な道筋が得られる」と意義を強調している。