PhRMA 新薬の14日処方制限撤廃を
公開日時 2013/10/30 03:52
米国研究製薬工業協会(PhRMA)は10月29日、都内で記者会見し、その中で在日執行委員会のゲリー・エム・ワイナー副委員長(アッヴィ合同会社CEO)が「14日(処方制限)ルールは全く必要ない」と述べ、政府に要求していく姿勢を改めて示した。
ワイナー副委員長は、日本における新薬の安全対策がRMPや市販直後調査などによって最高水準にありながら、2週間おきに患者に受診を強いていると指摘。そのことが新薬の処方を避ける理由にもなりかねないとして、「具体的な事例で必要性が実証されない限り、この制限を撤廃するよう政府に要求する」と訴えた。
14日処方制限の撤廃は欧州製薬団体連合会(EFPIA)も必要性を指摘しているが、ワイナー副委員長は「我々が日本製薬工業協会やEFPIAを代表して言うことはできないが、業界全体として整合性が取れてきている」との認識も示した。