PhRMA 協和キリンが正式加盟 「重要な時期に迎えられることを誇りに思う」ユーブル理事長兼CEO
公開日時 2025/11/18 04:50
米国研究製薬工業協会(PhRMA)は11月17日、協和キリンが新たに会員企業として正式加盟したと発表した。同社の北米本社はニュージャージー州プリンストンにある。また研究拠点としてKyowa Kirin North America研究所がカリフォルニア州ラホヤにあるほか、ノースカロライナ州サンフォードに新たなグローバルバイオ医薬品製造工場を建設している。同社はPhRMA加盟を通じ、米国および世界中のバイオ医薬品リーダーとの協力を拡大したい考えだ。なお、協和キリンは2023年以降にPhRMAに加盟した5番目のバイオ医薬品研究企業となる。
◎Steve Schaefer社長「米国および世界のバイオ医薬品リーダーとの協力拡大を楽しみにしている」
Kyowa Kirin North AmericaのSteve Schaefer社長は今回のPhRMA加盟について、「我々の医薬品研究および開発アプローチは、イノベーションとコラボレーションを基盤としている。PhRMAに加盟することで、米国および世界中のバイオ医薬品リーダーとの協力を拡大していけることを大変楽しみにしている」と強調した。また、Schaefer社長は、「我々のチームは、アンメットメディカルニーズが非常に高い患者さんに対し、Life-changingな価値を届ける新しい治療法を開発するという共通の使命が原動力となっている。PhRMAと協力しながら、新しい治療法を必要とするすべての患者さんに、それが利用しやすく、手の届くものとなるよう革新的なソリューションを推進していきたい」と意欲を示した。
◎ユーブル理事長兼CEO「米国での製造拠点の拡大にも取り組む革新的で研究志向の企業」
一方、PhRMAのスティーブ・J・ユーブル理事長兼CEOは、「協和キリンは、医療分野における画期的な成果を追求するとともに、米国での製造拠点の拡大にも取り組む革新的で研究志向の企業だ。製薬業界にとって重要な時期に協和キリンをPhRMAに迎えられることを誇りに思う。同社の加盟により、患者さんを最優先に考え、革新や新たな治療・治癒の創出のための政策を推進する企業の輪がさらに広がることになる」と歓迎した。